コラム

「てらひなBB」 #37
悲願の1勝を願ってのオリンピック観戦記

みなさん、こんにちは！ てらひなこと寺田陽菜です！

今回は、東京オリンピックでのバスケ男子日本代表戦について書いていこうと思います！
前回書いた通り、国際強化試合では強豪のベルギーとフランスに勝利し注目を浴び、いい勢いに乗るAKATSUKI FIVE（女子も含めて日本代表のニックネームです）。この勢いで本戦も頑張って欲しいと思いながら観戦していました。

【7月26日 スペイン戦】
スペインは、FIBAランキング2位で、6大会連続五輪出場をしている超強豪です。さらに、2019年のワールドカップで大会MVPに選ばれたリッキー・ルビオ選手や、元NBA選手のルディ・フェルナンデス選手をはじめ、とにかく実力者揃い。どういった作戦で立ち向かうのかに注目していました。

序盤はスペインのディフェンスに圧倒されていましたが、残り5分のあたりからオフェンスも安定して連続得点もあり、1Qは14-18。スペインを20点以内に抑える上々の立ち上がりを見せてくれました！！
後半も粘りを見せ、同点に追いつく場面もありました。中でも、3Qでの金丸選手が大活躍が印象的でした！
コートに入った瞬間、持ち前の3Pを2連続で決め、チームにいい流れを作ってくれました。
しかし、試合巧者のスペインは完全には流れを手放さず点差を保ち、最終的には、日本77-スペイン88。残念ながら勝つことはできませんでしたが、わずか10点差だったことは、胸を張れる結果だと思います！

【7月29日 スロベニア戦】
スロベニアはFIBAランキング16位のチーム。エースのルカ・ドンチッチ選手をどう攻略するかがキーポイントです（ドンチッチ選手は、日本戦前のアルゼンチン戦で、オリンピック史上2番目の記録48得点を挙げているのです！）
立ち上がりは、比江島選手の3連続得点などで食らいついていましたが、徐々に突き放されて、日本41-スロベニア53で前半終了。後半も渡邊雄太選手と八村選手を中心に反撃を見せましたが、ドンチッチ選手を止める事は出来ず、日本81-スロベニア116と大差での敗戦。あたらめて、ドンチッチ選手の凄さに驚きました。
しかし、この試合、ドンチッチ選手は25得点で、八村塁選手はその上をいく34得点（代表試合での自己記録を9点も更新しました）です。八村選手の凄さも感じる結果でした。

【アルゼンチン戦】
アルゼンチンはFIBA、ランキング4位のチームです。かつてほど体格差はなくなってきているとはいえ、日本は他の国のチームと比べるとまだまだ平均身長が低くめです。しかし、アルゼンチンも高身長ではない選手が多いチームです。中でも、ファクンド・カンパッソ選手は身長178センチと、バスケ選手としてはかなり小柄。身長差のハンデがない対戦相手と、どう戦うのか楽しみでした！

試合は、序盤からいきなり、ファクンド・カンパッソ選手の3ポイントシュートが連続炸裂。立ち上がりから流れを持っていかれてしまいます。一方、日本はアウトサイドシュートが、なかなか決まりません。しかし、普段より身長の差がないインサイドからの攻撃は冴えて、日本38-アルゼンチン46で前半を折り返します。八村選手が完全にマークされてしまい、得点が少なかったのが少し痛かったです。それでも、1ケタ点差で食らいついつき、後半に期待が持てます。
後半は、張本選手の3P、馬場選手のスティールからのダンクなど、目の覚めるようなプレーもたくさんあったものの、最終的には、日本77-アルゼンチン97という結果でした。

残念ながら日本は3敗で予選敗退となってしまい、大会前から掲げていた悲願の1勝には届きませんでした。あと1歩という場面が多くてすごく悔しいですが、3年後のパリオリンピックでの活躍を期待しています！

最後に、今回もファンの方に募集したバスケやアルビBBの事についての質問に答えていこうと思います！

Q.新加入した選手の中で1番注目している選手は誰？
A.この質問がすごく多かったので答えます！
正直全員に注目していますが、私的には#4 ジェフ・エアーズ選手です。アルビBBに加入するまで知らなかった選手なのですが、経歴を見て海外やNBAで長くプレーしていた選手だったので驚きました！
外国籍選手の活躍で勝敗が左右されることも多いので、すごく期待しています！！

引き続き、このてらひなBBで書いて欲しいことやバスケのこんな事を知りたいという事があれば、#てらひなBBをつけてツイートしてください！どんなに小さい質問でも大歓迎です！！
このコラムの感想も合わせて呟いてくれると嬉しいです！

写真は、先日劇場公演で行われた私の生誕祭の時の写真です！
初めての生誕祭でたくさんの方に祝っていただいて、本当に幸せでした！ 17歳の1年は、もっとバスケやアルビBBに詳しくなって、さらに充実したコラムが書けるように頑張っていきます！

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